サッカー部のイケメン二人の間で揺れて


その手をそっと握ると、優斗くんがギュッと力を入れた。

まるでもう離さないとでも言いたげに。


「詩織、卒業したら一緒に大阪に来てくれないか」


「えっ・・・・」


あまりにも突然の告白に何も返事が思いつかない。


「返事はすぐじゃなくていいんだ。ゆっくり考えて欲しい。あの時みたいに周りに決められるんじゃなくて、詩織が決めてくれ」


優斗くんは全て知っていた。付き合い出した時の状況。


私の気持ちが置き去りにされて、周りから固められてしまった、あの時の状況。