私は洗面台の前に立ち、コップに1本しか入っていないピンク色のハブラシを見て、泣き崩れた。




恭介、恭介、恭介・・・



本当にさよならなんだね。



さよならも言えなかったね。



最後に掛けた言葉は


「行ってらっしゃい」


本当に私から旅立ってしまったね。


私の手の届かないところへ行ってしまった。



恭介、今まで本当にありがとう。



大好きだよ