「あっ、詩織、恭介くんが来たよ」 「もう来ちゃったの? まだ混乱してるよ、私」 「ん? 何が混乱してんのさ、詩織。那美ちゃん先輩、お久しぶりです! 元気でした?」 恭介は明るく那美に声を掛けている。 私も平常心、平常心。 「恭介、早かったね。試合、お疲れ様でした」 「うん、詩織も那美ちゃん先輩も応援ありがとうございました。負けちゃったけど、いい試合だったでしょ?」 「・・・。」 無言になる私を見て那美が助けてくれる。