その帰り道、恭介が優斗くんの会見のことを話した。 「詩織も那美ちゃん先輩と観てたんでしょ?」 「うん、観たよ。恭介たちは盛り上がった?」 「そりゃね、知り合いがあんな会見してたら、すげーってなるよね」 「・・・・。」 「詩織、本当にどうしたの?」 「恭介、ギュッてして欲しい」 「なに、詩織。また俺のこと煽ってる?」 「うん、煽ってる」 恭介は自転車のサイドスタンドを立てて倒れないようにしてから、私の前まで来てくれた。