「詩織、もう風邪大丈夫なの?」

「うん、もうだいぶ良くなったよ」

「そうだよね。俺に愛の告白できるくらいに回復してるもんね」

え? 愛の告白? なんのこと・・・・あっ!!

「やっ、やだ。ライン読んじゃったの? 今送信したばっかりなのに?」

もう、本当にこの人は!

私をからかうのが天下一品だよ。

はぁ~、顔が熱い。

「恭介のせいでまた熱が出ちゃうでしょ! もうやめて」

「あははっ。ごめんって詩織。愛の告白、ありがとう」