仕方なく俺は詩織のクラスの前の廊下にしゃがみ込み、詩織の帰りを待った。
サボりか? 詩織。
詩織の教室に入ろうとした先生に自分の教室へ戻るように諭されたけど
「今、猛烈に腹が痛いんで、ココから動けません」
なんて、訳の分からない言い訳をして詩織のクラスの前から動かなかった。
廊下、寒い。廊下に座ってるから ケツ、冷たくなってきた。
すると、お友達の那美ちゃんがそっとブランケットを俺に渡してくれた。
俺は迷うことなくそのブランケットを借りて、お尻の下に敷いて座った。
おー、ケツあったけぇ。
お友達の那美ちゃんが「ふざけんなよ、お前!」って言ってたようだけど、気にしない。
俺が借りたものだ。ケツの下に敷こうが、俺の勝手だ。



