バカ恭介! どうしてあんなこと言うの? 昨日の夜、嬉しくて何も手につかなくて、一晩中恭介のこと考えてたのに。 幸せな気持ちだったのに。 ごめん、って何? 私は恭介の言葉がショックで泣きながら走った。 とにかく恭介から見えない場所まで逃げたかった。 ドンッ! 誰かにぶつかってしまった。 前も見ずに廊下を走ってたら、ぶつかるよね。 「あっ、すみません・・・」 私は醜い泣き顔になっているのが分かっていたから、ぶつかった相手の顔を見ずに謝った。