でも、俺が悪いのか。 うっかり詩織が悩んでるって優斗先輩に言ったから。 俺がしっかりしていないから。 優斗先輩は俺には詩織を任せられないと思ったのか。 俺は言葉が出なかった。 全て俺が悪いのか・・・。 しかもかっこ悪いことに、優斗先輩と詩織が電話した後、俺のちっぽけな悩みを詩織に聞かせて。 キスまでして。 何やってんだよ、俺。 「昨日のキス、ごめん」 もうこの場から消えたかった。