「詩織、今からどこか行かない? 色々話したい」
「うん、いいよ。じゃ、どこかお店に入ろ。ご馳走する約束してたし。ね!」
そう決まって、駅近くの喫茶店に入った。
注文した飲み物が運ばれて来て、改めて恭介と向かい合う。
「優勝、おめでとう!」
「ありがとう!」
二人、ジュースで乾杯をした。
「今日の試合での恭介のプレーね、少ししか観れなかったの。ごめんね」
「マジ? 俺、活躍したのに! 優斗先輩ばっかだったろ、今日の詩織」
「うーん、ばっかりじゃないけど。でも優斗くんが私の背中を押してくれたんだよ。恭介のところへ行けって」
「優斗先輩、いいとこあるのな。サッカー以外でも」
「ふふっ。優斗くんはいいところしかないでしょ」
「なんか、それムカツク」
そう言ってそっぽを向く恭介。



