散々下級生にイヤミを言われたけど、負けない! 私は涙を止め、覚悟を決めていた。 振られてもいい。ちゃんと私の気持ちを恭介にぶつけるんだ。 学校の正門で待っていると、恭介が自転車を押して歩いて来てくれた。 うわ、ドキドキしてきた。 来る途中、女の子が恭介に近寄って、何か話し掛けている。 そして二人で私の方を見てる。何で私見られてるの? その子と本当は約束してたとか? それとも、告白されてる? やだ、やめてよ。