何人かバスから降りた後、恭介が出てきた。 その途端、女の子からの声援が響き、あっという間に恭介も女の子に囲まれてしまった。 これじゃ、恭介と話ができないよ。 その取り巻きの女の子たちから少し離れた所で恭介を見ているしかできない。 目が合った。けど、恭介はすぐに視線を私から逸らす。 もう耐えられなかった。 私は周りの事なんて気にせずに、叫んだ。大声で叫んだ。 「恭介!!!」 涙が溢れていた。 私は両手で顔を覆って、その場にしゃがみ込んでしまった。 立っていることができなくて。