「ね、雫。これどうやって解くの?」 「これは、この公式を使って…」 「あ、なるほど…!」 飲み込みが早い結弦は、教えたことを直ぐにできるから。 毎日きちんと予習復習をしていれば、私よりできるんじゃないかと思う。 でも、勉強が嫌いな結弦にとって、予習復習は苦でしかないのだろう。 「うーん…これをこうして……できた!雫、これ合ってる?」 不安げに見せられた解答用紙を一通り見る。 「うん、基礎問はバッチリ。でも、最後の応用問題が間違ってるかな」 「えっ、嘘」