幼なじみの溺愛が、私を離してくれません

ちょうどその時、私のスマホも振動したからすぐに見てみると。



『お節介だって分かってるけど、花火くらいは2人で見て欲しかったんだ。勝手でごめん』



相手は言うまでもなく影野くんで、謝罪と共にそんな文面が書かれていた。



影野くんなりに応援してくれてる…ってことなのかな。



4人でいるのももちろん楽しかったけど…たしかに、結弦と2人きりで回りたいとも少し思ってしまった。



千夏からは『私たちのことは気にしないでね!また今度あそぼ〜!』とメッセージが来ている。



「僕たち、いい友達に恵まれたよね」



「……うん。ほんとにね」



苦笑する結弦に今回ばかりは頷かざるをえない。



千夏と影野くんに感謝しながら進んでいくと、結弦の手のひらが私の手を取った。



「手、離しちゃダメだからね?雫は昔から迷子になりやすいんだから。僕から離れるの禁止」