だから、ちゃんと聞いててね。
そんな意味を込めて話し出した。
「私に触れてくるのも、可愛いとか平気で言っちゃうのも…全部、妹みたいに思ってるからでしょう?」
結弦は黙って私の話を聞いている。
「ちゃんとわかってるの。わかってるけど…それが、たまらなく苦しい」
今までしてきた結弦の行いの数々が、心底嫌だったわけじゃない。
「結弦に抱きしめられたときの私の気持ちなんて、知らないでしょ?」
ただ…私が私じゃなくなるのが怖かった。
「結弦に触れられただけでドキドキして…爆発しそうになって、なのにもっとして欲しくなる。でも、私たちは“幼なじみ”」



