愛して先輩っ! XXX

「奈々。帰るよ?」

「えっ、え!?」



星矢くんは私の腕を引っ張って、強制的に私を教室から連れ出す。

これから、お友達作ろうと思ったのに!


廊下に出ると、星矢くんは手を離す。



「いきなりは、びっくりするじゃんっ」

「ごめんごめん」



いたずらっ子のように笑う星矢くん。

その笑顔には昔から勝てない。



「ほら、帰ろ?」



星矢くんは私に右手を差し出す。

こんな公衆の前で、手なんて繋げない!