愛して先輩っ! XXX

ガチャッ。

扉が開く音がした。


えっ。

誰か男子寮に入ってきたよ!?

男子寮のメンバーは揃っているのに……。


もしかして、不審者!?


私は思わず、星矢くんの後ろに隠れた。

近づいてくる足音。

その足音が止まったかと思えば。



「が、学園長……!?」



星矢くんが声をあげる。

瑠衣くんのゲーム音が消えた。

祐樹先輩はテレビを消した。

私は、そっと顔を出した。


男子寮に入ってきたのは学園長だった。



「君たちに会うのは久しぶりだね」

「こんばんは」



彼らの声が揃った。

私も慌てて挨拶をする。



「今日はどうしてこちらに?」



星矢くんが学園長に尋ねる。

学園長は真面目な顔で。



「奈々ちゃんに話があってね」



と、言った。


……話?

なんの話だろう。


思い浮かぶのは。



「テストの成績の話ですか?」

「……違う」



違うならよかった。

そう、胸をなでおろしていると。

学園長はとんでもない一言を放った。