愛して先輩っ! XXX

結局。

テストは全滅。

瑠衣くんからもらった鉛筆も転がした。


だけど。

問題はマーク式じゃなくて。

ちゃんと、計算して答えを導き出さなきゃいけない問題とか暗記問題ばかりだった。

ほとんど、鉛筆の出番はなかったけど。

それでも、転がせるところは転がした。

私って、本当に勉強が出来ないんだなぁ。

男子寮でため息をつく私。

これは、赤点決定だ。


落ち込んでいる私に、星矢くんが声をかけてくれた。



「一緒に勉強する?」

「……うん」



勉強なんて嫌だけど。

呼び出されるくらいなら、勉強する。

そう思って、教科書を取りに部屋へ行こうとした瞬間。


コンコン。

玄関からドアを叩くような音がする。


……誰だろう。


瑠衣くんはソファでゲームしているし。

祐樹先輩はテレビを見ているし。

星矢くんは目の前にいるし……。


疑問に思いながら、玄関の扉を見つめていると。