正直、生きた心地がしない。
「まあそうだよね」
「さすがにそんな近いとこじゃないか」
周りの人たちは納得してくれた。
もうノアさんの方は見られなかった。
途中で帰るだろうと思ったノアさんも、何か理由をつけて帰りたいと思っていた私も、結局最後まで残った。
店を出て、次はどうするかとレイラたちが話している。
その会話に混ざっている顔をしながら、ちらとノアさんの方を見た。
ノアさんの正面に座っていた女性と何か話している。距離が近い、気がする。ああいう人が好みなのか。
「ごめんなさい、明日早いから今日はここで」
気付けば口に出ていた。



