待ち人、音信なし


そして続ける。

「なんか感じ悪いし、イヴのこといじめんのよねー」
「え、いや……」
「えー可哀想」
「大丈夫?」
「上に言った方が良くない?」

「お待たせー!」

テーブル全員の視線が声の主の方へと向いた。

幹事の男性が一人の男性の首に腕をかけている。まるで、『連れてきた』みたいに。

「おい、聞いてない」
「飲み会なのは一緒。ノアです、ちょっと顔怖いし愛想ないけど良い奴だから」

皆ヨロシクー、と代わりにひらひらと手を振るのは幹事の男性。

ノアって。
待って、今の話、どこからこの人居たの。