「中二病ってね、背伸びすることも
含まれてる素敵な言葉なんだよ。
だから君も思春期真っ只中なの」

素敵な...?中二病が?

「さすが作家さん。」

玲音が喋り始めた。

何かに憧れて、自分自身もそう振る舞う

魔法使いになりたい彼と
大人びた態度をとる君

だからどっちも中二病同士ってこと!
スゲーお似合いじゃん!

幼馴染みは、なりたい自分に近付こうと
頑張ってんだから応援してやれよ。

大人になろうと頑張り過ぎなくていい
馬鹿になっていいんだ君も!

闇の力で攻撃されたら
思い切りやられたフリしとけ!

大人になったら笑えるから
眩しすぎて直視できないから

君の名前の通り、
今、世界が君たちを中心に回ってる
それが“青春”だよ。

青春の日々は、あっという間で
その時だけのモノなんだ。

だから、君たちは今無敵だ。
なんだってできるし、何にでもなれるんだ!

そんな人生で一番幸せな時間を彼と共に
過ごせる事はとても幸せなことだよ。