夏になり
また花火大会の時期。

「ねーサトちゃん今年も花火大会行く?」

テーブルを拭きながら聞いた

「今年は押し倒すよ?」

そうだった。
あの修羅場を思い出す

「...じゃあ行かない。」

すっかり忘れていた

「冗談だって!」

それを笑い合えるくらい
友達として側にいてくれている

「ちぇー。せっかくあの浴衣が
また着れると思ったのになぁ。」

そうだ。

今年もユナたち誘お!そうしよ

「行く?」

バイト終わったら3人に即連絡しよ!

「行かない!」

バイトはやくおわれー

「...小悪魔め」