玲音の優しさが詰まった手紙

「うん、ごめんなさい。
誰にも言ったことなかったから...
本当は子役もやりたかった訳ではないのに」

「うん。分かるよ」

「でも、俳優を目指していた僕の前では
そんな事言えないし...玲音を追いつめて
しまったのは、僕なんです。」

嘘だらけの言葉だけど、

「舞音くん...」

そこには舞音くんへの想いしかなかった

「僕に気を使ったんだと思うんです...
僕のせいで玲音を苦しめてしまったんです。」

“これは2人の秘密”

だから、私にも言わなかったんだ。

アメリカにいた理由を言えば
舞音くんのことも
家のこともバレるから。

それで言えなかったんだ...