まともにご飯を食べたのは

「あの人がニートじゃないのは、
何となく分かってたけど予想越えたわ。」

何日ぶりだろう。

「確かにね。」

玲音が居なくなってから、

「しかもあれで年下?!見えねー」

なんだかんだ食欲も元気もなくて

「ねー。」

今まで通りには出来なかった。

「サナ大丈夫か?んな訳ないよな...」

心にぽっかりと穴が空いた気分

「そうだね。割とね」

思ったよりも大ダメージだった

「それは相手も同じだよ」

そっか。そうなんだ....

「好きな人が幸せなら私も幸せ!」

私だけが辛いんじゃないよね

「サナは強いのな」

強くいられるのは、

「玲音のおかげかな。」

サトちゃんが私の頭を

「うん。知ってる」

クシャクシャにして笑った