35cmの音

「なにこれどーしたよ?」

玲音が私の唇を袖で拭く

「はぁ?!」

シャツのボタンも閉め、カーデを着せやがる。

「咲那は清楚ガールだろ」

なにそれ?!そんなに魅力ないんだね

「うるさいなぁ!!ほっといてよ」

私は玲音を睨んだ

「あー、うん。分かった」

黙って部屋に戻る玲音

はー?!?!なんなの!!

「いってきますからねっ!!!」


バァンっ!!!!!!!!!!!

私は玄関のドアを破壊する勢いで閉めた