光を掴んだその先に。





なんかこうして祖父と父が会話を交わすところを見ると、なぜか緊張してくる。


まだ私は完全にはこの空間に溶け込めていないんだと思う。

きっとそれは離れた期間が長すぎたのだ。


そんな私にみかねたのか、自然に伸びてきた何かがお尻を触ってくる。



「ほれ、もっと肉付き良くならんか絃。揉みがいが無いわい」


「ぎゃぁ…!!なにすんの変態エロジジイ!!」


「それに比べ雅美はええのぉ、だがちっとだけ太りすぎかの」


「きゃぁっ!まったくお爺様ったら…!!」



このジジイは……いい加減懲りたらどうなの。

立ち上がりかけた私の肩を押さえたのは、その息子だった。



「おいジジイ。人の娘に何してやがる」


「お?やるか剣」


「おう、表出ろや」



え、このふたりって仲悪いの…?

お父さん、さっきはおじいちゃんに敬語使ってたよね…?

たとえ親子だとしても、やっぱりこういう世界は弁えなければいけないんだと思ってたけど……。



「やべェ…、内なるお頭が出たぞ…」


「もう駄目だ、誰にも止められねぇ…」


「止めれたのは美鶴さんしかいなかったもんな…」



なに、内なるお頭って……。

それってもしかして私にもたまに出るものと同じやつ…?

やっぱり彼は間違いなく私の父親なんだと。



「わっ!」



そんなどよめきが広がる中、グイッと私の腕を引いたのは那岐だった。