どれくらいそうしていただろう。 翔は抱きしめてくれていた腕をゆるめて、私の顔を覗き、 「もう時間も遅くなったし、今夜は帰ろう。送ってくよ」 それを聴いた私は首を振って、 「翔、今夜は帰りたくない。翔のそばにずっといたい」 「俺だって一緒にいたいけど。遅くなると皆が心配するでしょ」 「今夜は一緒にいて欲しい。お母さんには話してあるから。今日は翔と一緒に過ごすって。どうしても今日は翔と一緒にいたいって」 「そんなこと・・。お母さんが許すわけないでしょ」