「ありがと。なんか一歳しか違わないのに翔が急に大人になっちゃった。手の届かないところに翔が行っちゃう」
「何言ってんの、結月。俺はずっと結月と一緒に・・・」
翔のその先の言葉を遮って
「ううん、翔。そんな約束はしなくてもいいの。私に縛られる必要はないし、私も翔を縛りたくない」
「結月。なんか俺が卒業したら別れたいって聞こえるんだけど」
「違うよ、翔。そんな事思ってないよ。けど、」
あ、涙が出そう。遠距離恋愛になったらお付き合いを続ける自信が私には無い。
離れていても大丈夫と思えることができない。
こんなに翔が大好きなのに。



