どれくらい眠っていたのだろう。
バスの中がやけに騒がしくて目を覚ました。
しかも、あろうことか白井くんに寄りかかって眠っていたみたい。
「ご、ごめん、白井くん。重かったでしょ。起こしてくれたら良かったのに」
「別に、いいよ。俺も寝ちゃってたし」
「っていうか、前の方の席の男子、煩くない?何かあったの?」
「んー。俺たちのツーショット撮られたみたい」
「ツーショット?」
「俺、その写真見てくるわ」
白井くんは前の方の騒いでいる男子の席に移動した。
その隙にともちゃんが隣の席から乗り出してきて教えてくれたんだけど、



