二人に、白井くんの策にハマったことを話した。
「翔に電話してるとき、後ろから白井くんが翔に聞こえるような声で私を結月って呼び捨てにしてさ。そう言う事、翔は絶対気にするし。白井くんが、私のこと好きだって言ったらどうする?なんて冗談言ってくるし。もう白井くんが分からないよ」
「結月、白井くんに告られてるじゃん」
へっ?どこが?
「あんなの冗談でしょ。そもそも白井くんとは今まで接点が無かったんだよ。なのに急に・・・」
「意外と急では無かったのかもよ。旅行の席決めの時だって白井くんから結月をご指名だったしね」



