「そんな事はどーでもいいんだよ。彩耶、昨日の長野の話してくんない?助けて、彩耶」 「何が“助けて、彩耶”よ!まったく。勝手にバカップルしてろって」 「あ、あの・・・私」 「立花さん、あなたもあなたよ、ちゃんと翔を繋ぎ止めておきなさいよね。連絡がちょっとでも取れないと、この人凄く不機嫌になるのよ。今朝はずっと八つ当たりされてたんだからね」 「ちょっ、そんな事バラすなよ」