ずーっと誰かに呼ばれてる。 『結月、結月、結月!!』 暖かい手が頬に触れている 『結月、ごめん、結月、ごめん』 誰なの?そんなに結月、結月って連呼しなくても聞こえてるよ。 私は意識を取り戻し、ゆっくりと目を開けた。 ここが保健室だということは理解したけど、何故私が保健室で横になっているのか覚えていない。 と、「痛っ」頭がズキンとした。