友哉くんは私から手を離して両手で頭を抱え込んだ。 「あーー。告白するつもり無かったのに」 「友哉くん」 「へ、返事はまだいいです。いつも結月さんを見てたから、結月さんが今誰を思っているか知ってます。でも俺のことも考えて欲しい」 そして、 『結月さんがつらいときは、いつでも俺のココ貸すよ』 って、自分の胸を指しながら友哉くんが笑ったから、私もつられて笑った。