「そうだ、ラブレターと一緒に小さな贈り物をしたら素敵じゃな?女性には髪留めや、男性にはハンカチとか……そういった物も置くのはどうかしら?」
ああ、楽しくなってきた。
「お香もいいわね。香り付きのラブレターなんて素敵!ね、アル、そう思わない?」
アルは、いつの間にか私の横にいた。
「リリィーはどんなラブレターが欲しいんですか?」
ドキン。
「私……?そうね、うんと情熱的な言葉が欲しいわ。プレゼントは……私を思って選んでくれたものなら何だってかまわないの。ああ、そうだわ。世界に一つだけの手作りの物も素敵。小説にもあったわ!彼女のために、木彫りのペンダントを作って贈った人の話が!」
確か、慣れない作業で、ナイフで手を切ったりしたのよね。
現実的に考えると、血のしみ込んだ木彫りのペンダントなんて……ちょっと怨念籠ってそうで怖いかも。
「おっと、こんなことしていられないわね。準備しなくちゃ。店に並べる品は次第に増やしていけばいいとして、最低限必要な紙は早速手配しなくちゃ。アルにお願いできる?ペンとインクは、とりあえず持ってる物を使うわ。店の装飾もした方がいいわよね。テーブルクロスになる布に、手紙を書くテーブルはカウンターの奥の机と椅子があるから、お客様に座ってもらう椅子は……。えっと、それから、看板が必要ね。あと、アルも何か気が付いたら教えてね。とりあえず、私、屋敷に戻って使えそうな物取ってくるね!」
てなわけで、2人でばたばたと奔走して、店内が一通り形になった。
看板の文字は暖炉をかき回す棒を熱して焼きごて代わりにして文字を書いた。
『代筆屋 気持ちを文字で伝えます』
うん。もう、店の名前はストレートに「代筆屋」にした。いろいろ考えたんだけど……。分かりやすいのが一番よね?
「リリィ、値段はどうしますか?契約書を取り交わすときの代筆は、確か金貨1枚が相場だったと記憶してますが」
「それって、高いの?安いの?」
金貨1枚っていうのは、金貨を1枚分ってことだよね?そこまでは分かる。分かるけど、それがどれほどの価値があるのか分からない。
銅貨10枚で大銅貨。大銅貨10枚で銀貨。銀貨10枚で金貨。だから、金貨1枚は銅貨の1000倍。
「……安くはないと思う」
アルが自信なさげに答えた。うん、まぁ一番大きなお金を使うんだから、安くはないよね?
ああ、楽しくなってきた。
「お香もいいわね。香り付きのラブレターなんて素敵!ね、アル、そう思わない?」
アルは、いつの間にか私の横にいた。
「リリィーはどんなラブレターが欲しいんですか?」
ドキン。
「私……?そうね、うんと情熱的な言葉が欲しいわ。プレゼントは……私を思って選んでくれたものなら何だってかまわないの。ああ、そうだわ。世界に一つだけの手作りの物も素敵。小説にもあったわ!彼女のために、木彫りのペンダントを作って贈った人の話が!」
確か、慣れない作業で、ナイフで手を切ったりしたのよね。
現実的に考えると、血のしみ込んだ木彫りのペンダントなんて……ちょっと怨念籠ってそうで怖いかも。
「おっと、こんなことしていられないわね。準備しなくちゃ。店に並べる品は次第に増やしていけばいいとして、最低限必要な紙は早速手配しなくちゃ。アルにお願いできる?ペンとインクは、とりあえず持ってる物を使うわ。店の装飾もした方がいいわよね。テーブルクロスになる布に、手紙を書くテーブルはカウンターの奥の机と椅子があるから、お客様に座ってもらう椅子は……。えっと、それから、看板が必要ね。あと、アルも何か気が付いたら教えてね。とりあえず、私、屋敷に戻って使えそうな物取ってくるね!」
てなわけで、2人でばたばたと奔走して、店内が一通り形になった。
看板の文字は暖炉をかき回す棒を熱して焼きごて代わりにして文字を書いた。
『代筆屋 気持ちを文字で伝えます』
うん。もう、店の名前はストレートに「代筆屋」にした。いろいろ考えたんだけど……。分かりやすいのが一番よね?
「リリィ、値段はどうしますか?契約書を取り交わすときの代筆は、確か金貨1枚が相場だったと記憶してますが」
「それって、高いの?安いの?」
金貨1枚っていうのは、金貨を1枚分ってことだよね?そこまでは分かる。分かるけど、それがどれほどの価値があるのか分からない。
銅貨10枚で大銅貨。大銅貨10枚で銀貨。銀貨10枚で金貨。だから、金貨1枚は銅貨の1000倍。
「……安くはないと思う」
アルが自信なさげに答えた。うん、まぁ一番大きなお金を使うんだから、安くはないよね?


