「ひゃあ!?壱!?」


夢じゃなかった!!


「つか!急に起きるなよな!!」


「ご、ごめん!!でもあれは壱が!」


「俺が、なんだって?」


キ、キスするとか、言うからじゃん…。


「う〜〜〜!!!」


「くくっ笑 顔真っ赤。ほんと、可愛いよな、お前」


そう言って私の頭をポンポン撫でる壱。


「からかわないでよ…。」


だから、ドキドキするんだって…!


「よし、じゃあ蒼、帰るぞ」


「準備ができたら下駄箱おいで。荷物は山本が持つから。」


「おい!なんでだよ!」


「蒼の寝込み襲おうとしたバツです〜」


「襲ってねぇし!!」


あーだこーだ言いながら2人は保健室から出て行った。


ね、寝込みって…!

壱に寝顔見られたって事だよね!?

わわっもう恥ずかしい…!!


その日は1人でしばらく悶絶してから4人で帰ったんだ____。