はっ!

そういえば類にも言われてたんだった…


これから類との関係性はどうなるんだろう…。


うーん…元に戻れるのかな…。

分からないけど…。

元に戻れたらいいな…。


そう思いながら私は眠りについた__


*


「蒼。蒼起きて」


んん〜〜〜由那〜…?

まだちょっと眠い〜。もうちょっと待ってー…


「…おい、蒼」


あれ、由那、声が低くなった?

声変わりでもしたのかな…ふふっそんなわけないよねぇ…

夢っておかしいなぁ…


「蒼。はやく起きろ」


ん〜?壱の声?なのかな…

少し似てる…

ん、壱???


え…っと


「おい、蒼。起きなきゃキスするぞ」


バッ!!

ゴンッ!!

「「痛っ!」」


「あ、やっと起きた。おはよう、蒼」


由那がそう言って微笑む。


ホッ


壱はいなさそう。

夢だったみたい…。


…痛みはあるけど…


「おはよう、由那。あれ、体育祭は?」


「終わったわよ。もう、蒼ったら寝っぱなしだったんだからね」


そうだ。

あれからベッドの中でゴロゴロしてたら寝ちゃったんだ


「そっか…みんなの活躍、見れなかったなぁ…」


リレーも出れなかったし…


「リレーなら、類が出てくれたぞ」