はやく俺のこと好きになってよ

「ひぇぇぇ!やめて!!壱!下ろして!!」


「やだ。こうでもしないと、蒼は保健室行かないじゃん」


「だから、具合は悪くないんだって!!」


ああ!やばい!色んな人に見られてる〜〜!!!


「蒼、昨日寝れなかったろ?」


「え?」


「目元。隈できてるぞ」


「えっ!?」


ウソ!?

楽しみにしてたのバレちゃったかな!?


そう思って顔を隠す。


「…ずっとそうしてろ、バカ…(ボソッ)」


「え?」


「顔、隠しとけ」


「う、…はーい」


そんなに顔がやばいのかな…。

隈、後で由那に隠してもらおう…。


壱said


勢いで蒼を抱き上げたけど…可愛すぎるだろ…!

顔真っ赤にして下ろしてっていうの、ほんとに理性が…

てか、他の野郎にこんな可愛い顔、見られるの、無理。


顔を隠せるようになんとか誘導して…


って、俺、本当に余裕ないな…笑


類からは振られたとしか聞いてないし…

あーもやもやする…