「…ないない!!それはない!!」


びっくりした…

また真剣な顔で“可愛い”って言ってくるから…

ドキってしちゃったじゃん


「蒼〜野郎どもに見せたくないから学校一緒に休もう??」


「な、何言ってんの!?ほら、クラス表見にいくよ!!」


「俺、蒼と同じクラスじゃ無かったら死ぬわ…」


ボソボソ言ってる壱の手を引っ張って由那と村上くんの所へ急ぐ。

もう…さっきまで普通に友達だったのに、

いきなり態度が違くなって…困る。

壱は大事な友達。

それ以上はない…。

うん。大丈夫。まだ、引き返せる。

辛い思いは、しないんだから。