はやく俺のこと好きになってよ



この声は…


「っ!?壱!?」


「…たく、蒼は……」


なんでここに壱が??

今はみんなで班決めをしているはずじゃ…


「自由行動。蒼一緒に回ろうぜ」


私の考えを読んだかのように答える壱。

さすがだなぁ…(?)


「あ、でも、実行委員はっ「知ってる。」


「へ?」


知ってんならなんで誘ってくるの?

一緒に回れないのに…


「こいつと蒼を2人きりにはさせねーよ」


「な、なんで…?そんなに私、頼りない!?」


確かに体育祭実行委員の時は壱に頼りっぱなしだったけどさ!

でもあの時よりは成長してると思うよ!?


「なんでって…はぁ…」


「????」


「蒼。俺は好きな女と他の男がくっつくことは絶対させたくないんだよ。
意味、分かるか?」