水縹色(みはなだいろ)の春【2】

親睦会は無事に終わり、新たなカップルが続々と誕生していた。

私とりなは、食堂でお弁当を食べながら幸せカップルを眺めていた。

「みおはこの前の親睦会で誰か良い人いた??」

「いやー、良い人ってわけじゃないけど会話ならしたよ〜。全然恋愛とかじゃないけどね!」

「私はね〜♪うふふ☆」

りなが嬉しそうにスマホを見せてきた。

「じゃーん♪親睦会で声かけられて連絡取り合ってたら、見事に付き合うことできましたー☆これ、付き合った日の写メ♡」

「うわぁ〜、羨ましい!!私も早く彼氏欲しいなぁ〜…。」

新しい高校生活に期待してたのになぁ。

もっとキラキラしてると思ってたのに。

「みーおーちゃん♪お弁当一口ちょうだい☆」

「えぇ!?ちょっ、勝手に食べないでよっ!」

それは、かなで君だった。

突然やってきたかなで君に、りなは驚いている。

「あ、初めまして〜。みおちゃんの同じ中学でした、西野奏で〜す☆」

もぅ〜勝手に自己紹介すんなっ!

それと勝手に人のお弁当食べるなっ!

「あぁ〜美味しかった!みおちゃんまたね♪」

かなで君は、ほとんど食べて笑顔でその場を後にした。

私のお昼ご飯がぁ…。

「ねぇ〜みお、親睦会の時いい感じになったのってさっきの人?♪」

「ち、ちがうよぉ!」

りなはからかってきた。

てか、全然いい感じじゃないよ!

たしかにかなで君は人懐っこくて良い人そうだけど…。

親睦会が終わってから、かなで君から数回連絡がきていた。

でも私はまだ未読のままだった。

正直に言うと、まだ気持ちが追いついていない。

心のどこかで、るいを思っている自分がいるから。

るい以外の男子と関わったことがないから、接し方がよくわからない。

私に彼氏ができるのは、まだまだ先なのかなぁ…。