水縹色(みはなだいろ)の春【2】

田舎の秋は日が暮れるのがホント早い。

かなで君のポケットに一緒に手を入れながらバス停まで向かう。

さっきまでの余韻がまだ残っていて体から熱い。

「みおちゃんは彼氏いたことあるの?」

「無いよ〜!今まで誰とも…。」

かなで君は笑って喜んでいた。

「じゃあ俺が全部初めてってこと?超嬉しいんだけど♪」

こんなことで喜んでくれるなんて…。

可愛いなぁー。

「…かなで君は彼女いたことある?」

「まぁ、あるよ〜。」

だよね…。

あんだけキスするのに慣れてれば彼女の1人や2人普通にいたよね。