水縹色(みはなだいろ)の春【2】

水曜日は、放課後に委員会活動がある。

私は図書委員会だから、週に一度のこの日に図書室の本の整理をする。

ジャンケンで負けたので1人で…。

てか、誰も図書室なんて全く使わないのに本の整理ってなに!?

適当に済ませてパッパと帰ろ。

本の古い匂いがする。

なんだか懐かしくて、悪くない。

どれくらい時間がたったのかな。

空は橙色に染まっていた。

ガラガラッ。

「みおちゃん発見〜♪」

「かなで君!どうしてここがわかったの?」

かなで君は棚の本を見てまわった。

「みおちゃんのお友達に教えてもらった。みおちゃんが図書委員会なら、毎日本借りにこようかな〜♪」

「やめてよ面倒臭い〜。」

かなで君、髪の毛黒に染めたんだ。

前の茶髪も似合ってるけど、黒も大人っぽくて似合ってるなぁ。

「みおちゃん…。」

そう言うと、私の肩を抱き寄せた。

そして軽く優しいキスをした。

それが私にとって産まれてはじめてのキスだった。

体がフワフワして、耳も頬も手も身体中がジンジン熱い。

「みおちゃん顔真っ赤〜可愛いー♪」

私は恥ずかしくなり手で顔を隠すが、かなで君は何度もキスをしようとしてきた。

「もぅ〜誰かきたらヤバいからやめてよ!」

「いいじゃん♪スリルがあって楽しい。」

そう言っていたずらにキスをする。