「ついに彼女になったのーー!?!?」

「シーーーーーーッ!!!」

昨日の出来事をりなに話した。

かなで君が彼氏なら安心と、喜んでくれた。

「ねぇねぇ、チュウはしたの?♪」

「はッ!?ちょっ、するわけ…!」

ギュッ!

「これからたーーーっくさんするよ☆
ね?みおちゃん♪」

かなで君!?

いつの間に…。

てか…、

「…ちょっと、みんなの前だから離れてもらっても良いかな…?」

「やだよ!みおちゃんが誰かに取られたらどうするの??」

かなで君の腕にすっぽりと埋まる。

それを見て、りなは微笑ましいと笑っていた。

こんな調子で大丈夫かなぁ??

でも、私をいっぱい楽しませてくれるかなで君に、ちゃんと惹かれてるってわかるんだ。

一緒にいると体がホワホワして、距離が近づくと胸がドキドキ踊る。

あの時と一緒。

るいしか見えていなかった頃と。

大丈夫、私はちゃんと前に進んでいる。