水縹色(みはなだいろ)の春【2】

「めっちゃ美味しい〜☆やっぱり抹茶味は最高!」

「よかったねー♪」

約束していたカフェで2人でゆっくりお喋りをしている。

クラスの友達がどうとか、勉強のこととか。

改めてかなで君を見ると、目がぱっちりで瞳が茶色く綺麗に澄んでいて、笑うと八重歯が少し見えて、でも肩幅が広く手が大きいところは、ちゃんと男の子なんだなって思った。

「なに〜?そんなジロジロ見て〜、もしかして俺に見惚れてた??」

「バカじゃないのー。」

沢山会話が弾み、あっという間に時間が早くたってしまう。

「そろそろ帰るかっ。送ってくよ♪」

「ありがと。」

まだ17時なのに外は薄暗くなっていた。

もうすぐ冬がくるんだね。

「ほらっ、寒いから着て。」

かなで君がブレザーを着せてくれた。

「えっ、でも、かなで君風邪ひいちゃうよ。」

「大丈夫☆バカは風邪ひかない♪」

「っぷはははっ!自分で言っちゃうの?」

いつも私を笑わせてくれるかなで君。

本当に感謝してる。

かなで君といると、嫌なことを忘れられるから。

『お友達』っかぁ…。