水縹色(みはなだいろ)の春【2】

「んで、ぶっちゃけどうなの?かなで君とと!」

「どうって…特に何にも。」

りなは深いため息をついて、メロンパンを一口食べる。

私もお弁当に手をつけた。

「あんなカッコよくて優しい人他にいないよ!?絶対ゲットしなきゃ損するよ!」

「あははっ!そもそもただの友達だっつーのっ。」

りなは頬を膨らませる。

「だってー、かなで君といる時のみおが凄い輝いてるんだもん。」

「えー?どういうこと?」

「みおあんまり男子といても笑わないけど、かなで君といる時は、自然と笑顔になってて可愛いんだもん☆」

私って、そうなんだ…。

たしかに、かなで君といる時は、変に気を張らずに、自分らしくいられるし、何より楽しいって思うけど…。

「…ただの友達だよ♪」

かなで君にも言われたけど、私達はただの『お友達』だからね。

それ以上もそれ以下もない。