【完】桜色の君を抱きしめたい

「ケガは無さそうだな。おいお前。今コイツが自分がどうして話せないか聞いたよな?初めは聞いて戸惑うかもしれないが、押すことないだろ。ケガするところだったんだぞ!?分かってるのか...!」

「何よ!自分だけちやほやされて。チビのクセに生意気...!」

女子マネが手を上げて、夢花を叩こうとした。

叩かれます!

「生意気なのはどっちかな?」

ぱしん!

「兄貴!」

「えっ!?」

凪先輩。なんでここに?

「気が済んだだろ?早く帰りなさい。それと、この事は担任の先生に伝えておくから覚悟するように」

マネージャーさんは何も言えず、今にも泣きそうな顔で帰って行った。

「兄貴大丈夫か?」

「これくらい平気だ。佐伯さんはケガ無かった?」

「ケガはしてません。お二人のおかげです。ありがとうございます」

「いいんだよ。君にケガが無ければそれで」