【完】桜色の君を抱きしめたい

「最初は俺と目を合わせるところから始めようか」

「あ、あの...」

「佐伯さん。少しでいいからこっち見れる?」

全然聞いてないです...。

「私やっぱり帰ります」

「見て、俺の事...」

優しい声に引き込まれてそっと凪の方を見た夢花。

どうしてでしょう。凪先輩の優しい声は落ち着きます。怖いという気持ちが無くなる優しい声です。

「佐伯さん」

凪先輩の顔が近くに...。近く?...近く!

「いやぁ!近づかないで...!」

「佐伯さん、もう見ないから。暴れないで」

怖いです。怖いです...!

「いやぁー!」

ぱしん!