【完】桜色の君を抱きしめたい

やっと、言えました。前の私だったらこんな事を目を合わせて言えたでしょうか?もしかしたら言えないまま、お別れする事になったかもしれません。けど、今の私は昔の私とは違います。目を合わせて話せる佐伯夢花になりました。貴斗先輩、ありがとうございます。

「佐伯...。本当に俺でいいのか?兄貴じゃなくて...」

「はい!私が好きになったのは貴斗先輩。あなたです。あなたが好きなんです...!」

「佐伯...!」

「わっ...!」

貴斗は夢花を優しく抱きしめた。

「俺も、好きだ。夢花...」

「貴斗先輩」