【完】桜色の君を抱きしめたい

「そ、そうか...」

「なっちゃんにもよく驚かれますね。凄い量食べるって」

貴斗は思った。こんなに大食いなのになんで背が伸びなかったのかと。しかし貴斗はこれを言ったら夢花が確実に怒ると思い、言うのを止めた。

「すいません」

貴斗が夢花の食欲に驚いていると、見知らぬ男子が夢花に話しかけてきた。

「何でしょうか?」

「佐伯夢花さんですよね?俺隣のクラスで、昨日の芝居を見てファンになりました!握手してください...!」

頭を下げて手を出てきた。夢花は驚いて引き気味になった。