【完】桜色の君を抱きしめたい

「私はリリー。王国の姫です」

芝居が再開してすぐ、凪は夢花の担任、他の先生を連れてきて三人を体育館から追い出した。

「兄貴、遅かったじゃないか」

「悪い。人が多くて辿り着くのに時間がかかった」

二人が話していると、ギャラリーに置いてかれた夏芽が合流した。

「もう、置いてかないで下さいよ」

「志村さん」

「悪かったな」

「まぁ、今日は緊急事態だったんで許します。二人のおかげで夢花は立ち上がる事が出来ましたし」

三人は夢花の方を見た。