【完】桜色の君を抱きしめたい




と言いつつ、来てしまいました。別に凪先輩に会いに来た訳じゃありません。本を読みに来たんです...!

ガラガラ

誰もいませんね。なんだ、来て損しました。凪先輩って意外にいい加減なんですね。まあ、私には関係ありませんが。帰りましょう

「佐伯さん」

「キャーー!」

後ろを振り返って帰ろうとしたら凪先輩がもう目の前にいました...!!なんですか!?凪先輩は神出鬼没です!変出者ですか!?幽霊なんですか...!そんな事言ってる場合じゃありません。私また倒れそうです...!

「よっと...!危なかった」

凪は夢花の腰を支えた。

「いやぁ!触らないで下さい!」

しかし夢花はそれを振り払い、頭を抱えて縮こまった。